2019年06月24日

名だけの親と実のある親

群馬県前橋市富士見町の
「夢を叶える学習塾サクセス」
塾長ブログへようこそ

このブログは未来を生きる高校生と
その親に向けて書いています。



現代は子供の貧困という問題が
教育にも社会にも影を落としています。
この話は昭和40年くらいの
まだ日本が今ほど豊かになっていない頃の話です。


夫をガンで亡くし
中学2年生と小学生の妹を抱えた母親がいました。
近くの工場に勤めていて
残業が続くと帰りが夜になり買い物ができません。
それで息子のお弁当に鰹節を削り
醤油にまぶしてご飯の上にのせるだけの
粗末な弁当になりました。

「お母さん今日の弁当の数は何」
「今日も鰹節のお弁当よ」
すると息子は「ボクそんな弁当いらない」
と言って弁当箱を投げつけて学校に行きました。

畳に散乱したご飯を拾いながら母親は泣いていました。
「女手一つで子供を育てる苦労をなぜわからないのだろうか」
母親はとめどなく涙を流しました。

彼女は悲しさと悔しさをにじませながら
工場の社長にこの話をしました。
すると苦労人の社長は言いました。
「母親にも名だけの母親と実のある母親がいる。
名だけの母親は自分の事しか考えず
いつも相手に自分の要求ばかりを突きつける母親
実のある母親は必ず相手の身になって考える
心のある母親。
あなたはそのどちらだと思うか」

続けて社長は
「中学生ならそんな弁当恥ずかしくて
友達の目に触れないように隠して食べる
私にも見える子供の姿が母親であるあなたには
見えないようで自分の要求ばかり押し付けている」
と諭したのです。

その言葉に我に返った母親は帰ると子供に
「あんな弁当持たせて悪かったね
恥ずかしかっただろうね。
勘弁しておくれ」と謝りました。

すると子供はこう言いました。
「何言ってんだい母さん。
僕も中学2年生だい。
母さんの苦労はよくわかっているよ。
いらん心配してくよくよするなよ」
と子供も申し訳なさそうに笑って言いました。


親と子は相対的な関係です。
親は子供がいて初めて親になれます。
しかし親は私がこの子を産んだと思いがちです。
親は子供がいなければ絶対に親になれません。
それは不思議な「縁」の上に成り立っています。
そう思えた時子供によって親にしていただいた
「縁」に感謝することができます。

もちろん貧しいことで満足な食べ物を与えられない
羞恥心はあります。
しかしそれは比較の問題です。
誰々の家はもっといい物を食べている
誰々の家はすごい車を持っている。
それは執着という物欲にまみれていることです。

親と子供の関係を良くするのは
「物」ではありません。
お互いを認め合う心であり言葉です。
「物」が豊かさの尺度ではないと悟った時から
親子の温かい交流が主体になる関係が生まれます。

実のある親とは子供の「縁」を最上と考え
物のあるなしで比べるようなことはしません。
さああなたも実のある親として
生きてみましょう。



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この内容はひろさちや著
「禅がわかる本」を参考にしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。


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堤俊明





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posted by 塾長・堤 at 06:00 | Comment(0) | 愛情の教育
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