アメリカ大統領選で、
トランプ氏の言葉に話題が集まっていますね。
特に私が気になった発言が次のようなものです。
他の共和党候補から、
「あなたは雇った人に、ひどい労働をさせている」
とトランプ企業の労働条件の悪さを指摘すると、
トランプ氏は、
「ここにいる候補者の中で、人を雇ったことがあるのは、
私だけだ」と、他の候補が経営者でも何でもないことを
皮肉りました。
日本でも、高校生起業家の書いた本が、
あるところで酷評されています。
私も買って読んでみましたが、
女子高校生起業家として参考になる言葉がたくさんあります。
これも酷評している人は、
おそらく経営者ではないと思います。
この世の中には2種類の人間がいます。
それは、
人に雇われて生きていく人間と、
人を雇って生きていく人間です。
今の日本では、高度に発達した資本主義経済の中で、
人に雇われて生きていく人85%、
人を雇って生きている人15%
という構成です。
働く=雇われる、という感覚です。
学校の教育システムも、いかに優秀な企業人となるか、というシステムです。
だから先生の言うことを、優秀にこなす生徒に、高い評価が下されます。
今アメリカでは、優秀なビジネスマンを育てるシステムではなく、
起業家を育てるシステムに注目が集まっています。
実際、2002年に15%だった起業家の割合が、
2010年には、25%まで上がっている統計があります。
アメリカでは、仕事を選ぶ時点で、
サラリーマンを選ぶか、起業家を選ぶか、
という社会に変わり始めています。
日本でも、官民挙げての
企業支援、創業支援の流れが生まれています。
ベンチャーキャピタルファンドや、
クラウドファンデングなどの、
投資を受ける体制も整ってきました。
一番遅れているのが、教育です。
今の教育システムに、
企業支援という観点は全く入っていません。
トランプ氏の言葉を借りれば、
学校の先生で、人を雇ったことがあるひとは、
一人もいない、ということです。
でも今の中学生が社会に出る頃には、
今よりももっと確実に、
起業という選択肢の流れは加速してるでしょう。
中学生や高校生にも、
この質問は、当たり前の時代になると思います。
「あなたは人に雇われて生きていきますか?
それとも人を雇って生きてきますか?」
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