「夢を叶える学習塾サクセス」
塾長ブログへようこそ。
このブログは未来を生きる中高生と
その親に向けて書いています。
子供が学校のテストで悪い点を取ってくると
母親のほうが落ち込んでしまう人がいます。
この母親の問題点は「子供の問題は自分の責任だ」という
信念を持っている点にあります。
このような母親は普段は親としてふさわしい状態でいられても
いざ何か問題が起きると親のほうが落ち着きがなくなり
適切な対応を取ることができなくなります。
「子供の問題は自分の責任だ」という信念を持っている母親は
問題が起きると自分を責める行動を取るようになります。
これは「私はいつでも子供の母親である」という認識と価値観を
持っている場合が多くて
このような母親に共通する心理状態が内面に
2つのパーソナリティを持つ「ダブルバインド(二重拘束)」
があると言われています。
この二面性の心理状況は
「母親は優しい愛情によって子供を慈しみ育てる」一方で
「優しい母のぬくもりが負の要因として働き子供の成長を妨げる」
場合があります。
この母親の二面性の肯定的側面を「育む母」とよび
否定的側面を「飲み込む母」とよびます。
別の言い方をすると「自立を願う母」と「いつまでも依存させたい母」
です。
母親が子供に対して過保護に接する場合は多くは
「いつまでも依存させたい母」の面が強く出る心理を表します。
もしも子供を育てている母親で今までの話が心に突き刺さる
経験をお持ちでしたらその解決方法は次のようなものになります。
まず相反するパーソナリティ(育む母と飲み込む母)を持っている
母親には想像力を発揮して将来子供が育って親離れをした場面を
想像してください。
これは母親としてではなく人生を生きる人間として
どのような人生を送りたいかの課題でもあります。
人生の課題は
「私は私以外の存在にどんな影響を与えているのか」です。
母親は無条件の愛で子供を成長させます。
そのときは「自分は役立っている」ことが子供を通じてわかります。
しかし子供が自立してしまうと「自分の存在価値を知る手立てがなくなる」
ことに気づくはずです。
「子供のテストの点が悪いと落ち込んでしまう」という経験が
その経験を通じて精神的に
「人間として成長する課題である」と認識できれば
その経験を乗り越えた先には
同じ経験をするかもしれない多くの母親の貴重な存在として
あなたの生きる意味が見えてきます。
だれでも様々な問題を抱えて生きています。
その問題に飲み込まれているときには問題の大きさに
周りが見えないほどの精神的な重荷にただ耐えるだけになります。
しかし見方を少し変えただけで
その問題が自分の人生の問題を解決するリソースとなり
その経験自体が誰かの役に立つ存在になる日がかならず来るのです。
そう思って今立ち向かっている問題を別な角度から見直すと
今の問題は未来の自分の成長に欠かせない出来事である
と思えませんか。
そう思えただけでも今の問題はもう問題ではなくなるのです。
サクセスは中学から高校入試のその先の
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堤俊明
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