2018年04月17日

ご褒美と子供の学力の関係

群馬県前橋市富士見町と高崎市箕郷町の
「夢を叶える学習塾サクセス」
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未来を生きる子供を育てる
親に向けて書いています


学力とご褒美の関係で
面白い調査があります。

1、1か月で問題集を1冊仕上げたら
  お小遣いをあげる
2、次の期末テストで数学が10点上がったら
  お小遣いをあげる
  
この課題の特徴は
1は結果をもとめられません。
2は結果を求められます。

さてこのご褒美の仕方で成績が上がったのは
どちらでしょうか
一見して2の結果を具体的に求めた方が
やる気も出るし
1はやったとウソを言っても済みそうです。

しかし意に反して
学力が上がったのは
1か月で1冊の問題集を仕上げる方でした。

なぜか結果を求められない
いい加減にやってもおとがめなしの
やり方であっても学力が良くなったのか


これは勉強のインプット
勉強したらご褒美をあげる
とアウトプット
結果が出たらご褒美をあげる
のどちらにご褒美を与えたら
子供の学力が伸びるかという
アメリカの大学の調査結果です。

1がインプットにご褒美をあげるやり方
2がアウトプットにご褒美を上げるやり方
です。


1のインプットにご褒美を与える方法では
子供にとって何をしたらいいかが明確です。
1月で問題集を1冊仕上げればいいのです。
しかしこの課題には結果は反映されません。
だからかなりいい加減にやっても
文句を言われません。

2の場合は結果重視です。
しかし子供には何をしろという
明確な行動が示されません。
結果が求められ
しかしそのための行動が明確でないと
子供はプレッシャーばかり感じ
結果から逃避するようになります。


1は結果を求められません。
しかし学力が上がったのは
いい加減でもご褒美がもらえる
1なのです。

つまりインプットにご褒美を与える方が
アウトプットにご褒美を与えるよりも
結果が変わるという結論です。


これには人間の心理的な内面が関係します。
この研究には追加の課題があって
親の方も子供が勉強をやっているか
やっていないかをいちいち詮索することなく
信じ切ることが親の行動として
つけ加えられます。

親が子供を信じ切ると
人はいい加減な行動をしていると
自分が気まずくなります。
「自分はいい加減にやっている
しかし親は信じている」という心理が
親が見ていないとまったくやらない
という行動に後ろめたさを感じます。

そして少しはやっておこうと
1〜2回の反復をしているうちに
その行動が身に付いてしまうのです。

1回あたりはいい加減に勉強していても
それを2回3回と繰り返すうちに
勉強の中身を覚えてしまいます。


すると実際のテストでも
いい加減にでも反復している内容が
頭に残っていて
それで点数が上がる結果になります。


点数の結果でご褒美をもらう方法では
ごまかしようがありません。
やれば点数が上がり
やらなければ点数は上がりません。
人は結果のストレスを受けると
行動のへのモチベーションが弱くなります。
そして結果が変わることはありません。


これは子供をほめる時にも関係します。
努力をしていることをほめるほめ方と
結果が変わったことをほめるほめ方では
努力をしていることをほめるほうが
受験などの結果に大きく影響があることが
分かっています。

たとえ自分は努力していない
と子供が思っても
親が「一生懸命やっているね」
と努力をほめられると
その期待に応えるように
努力に意識が向きます。

しかし結果に「よくやったね」
とほめると
結果がいいとほめられ
結果が悪いと叱られるので
親の期待に応えたという感覚が薄くなります。


親が子供の学力を高めるほめ方は
結果をほめるのではなく
努力をほめるのです。
それは子供が努力している
努力していないに関わらず
「努力しているね」と信じ切ることが重要です。

あなたは自分の子供を信じ切ることができますか

子供が伸びる伸びないは
親の意識にかかっていることを
ぜひ肝に銘じてください。


この文章は 中室牧子著
「学力の経済学」
を参考にしました。


サクセスは
子供と親の教育に関する相談をお受けします。
詳細はHPの相談ボタンか電話でお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

サクセス
027-289-8377
堤俊明










  

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2018年01月16日

なぜ子供は朝起きられないのか

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「子供が朝起きられない」
「親が起こさないと起きてこない」
という家庭が多いです。

朝サッと起きられる子供
グズグズとする子供
その能力差は歴然です。
朝起きられない子どもに優秀な子供は
まずいません。
優秀な子供は誰にも起こされずに
朝サッと起きてきます。

また朝起きられない子どは間違いなく
自尊心の低い子供です。
自尊心は自信につながります。


自信のある子供は朝から活動的です。
朝早くから起きて勉強している子供もいます。
私が以前指導した生徒で
高校受験勉強をするのに朝型がいいと
朝4時に起きて勉強する生徒がいました。
もちろん難関高校に合格し
その後難関大学に合格しました。

スポーツで活躍する選手も朝練のために
朝5時に起きることを普通にやります。
箱根駅伝で大学日本1に輝く
青山学院大学の原監督は
前日の練習できつい練習で追い込んで
身体がガタガタになった次の日の朝
選手が練習にどんな姿で参加し
どんな走りをするかで
代表を決めると言います。
朝が一番選手の状態が分かる
そのくらいスポーツにおいても
朝の状態は重要なのです。


勉強にしてもスポーツにしても
何かで秀でるためには
朝にサッと起きられるかどうか
そこですでに勝負が決まります。

これは子供に限らず
成功する大人は
朝4時起き5時起きは当たり前です。


自尊心とは自分のことがどの位好きかという
自信につながる心の状態のことです。

何をやってもダメな人は
自分が好きではありません。
出来ない子ども・ダメな大人に共通することは
まったく自分が好きでないのです。
自信は顔に現れます。
自尊心の低さは顔の輝きや目の輝きに
まったく違う表情として現れます。


自分が好きなら
上手くいかない時でも自信をもって
次の行動にすぐに切り替えることができます。
その速さは自尊心の高さに比例します。
そして結果も自尊心の高さに比例します。

自分のことが好きでないと
次の行動に移る意欲にかけ
グズグズと今までのことを引きずります。
何においても引き延ばしをしようとします。
子供が朝起きられないのは
グズグズと時間引き延ばし癖が
抜けないのが原因です。


そして子どもが自尊心が低い原因が
親の自尊心の低さからくることが多いです。

子供が朝起きてこないと悩んでいる
お母さんの顔を見ると
やはり自分に自信のない顔をしています。

人の心の中にあるものは
やがて外に現れます。
その自尊心の低さは
日常の行動や考えや表情にすべて
現れます。
それはすべて子供に影響を与えます。

ではどうすれば子供の自尊心を高めるのか

自分を好きになるには
まずちょっとしたことで成功体験を
持つこと
その小さな成功体験を繰り返すこと

そして自分の得意なことの練習量を
徹底して増やすこと
練習量に裏打ちされた自信は
自尊心を育てそんな自分を好きになれます。


サクセスでは
親子面談を定期的に行い
親子の自尊心を高める行動を変える
習慣についてお話をしています。
勉強が出来る出来ない
試験に受かる受からない
それ以前の人してどう生きどう夢を実現するか
そのことについてお話をしています。
親子面談はおよそ1〜2か月に1回実施しています。

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2017年07月10日

家庭こそ学びの場

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ある離婚をした夫の話が
新聞の相談コーナーに載っていました。
それは些細な口喧嘩から
始まりました。

夫婦共働きで
その日は奥さんが
夜遅くまで働き
夕食ぎりぎりになり
スーパーで買ってきた総菜を
お皿に並べているところに
夫が帰ってきて

仕事が上手くいかず
少し機嫌が悪かった夫は
「俺が疲れて帰って来たのに
こんな程度の料理しか作れないのか」
と言ったのです。

奥さんは
「私だってぎりぎりまで仕事して
あんただけしんどいんじゃないのよ」

と言って奥さんは翌日家に帰らず
そのまま離婚になってしまいました。

その人は今でも何で離婚になったのか
分からないと言います。

解答者は
直接自分の感情を相手にぶつけたのが
原因だと言います。
それはきっと1回2回ではなく
もう何年も続いた結果です。
夫婦だから何でも感情をぶつけてもいい
という甘えと高慢が引き起こした結果を
自分に置き換えなさい
と続いています。

もしその時
「今日は忙しかったのか?」
と聞けば
「そうなの今日はいろいろあって
こんなのでごめんね」
となっていたでしょう。


家庭は人と人の距離が
とても近いので
「我」が出やすいです。

我とは
私に戈(ほこ)と書きます。
戈とは刃のことです。

つまり我を出すとは
人に刃を向けるということです。

刃を向けられた相手は
たとえ肉親であろうと
命を懸けて自分を守ります。

甘えや高慢は
相手に刃を向けても
許されるという錯覚に落ちります。
相手を思う配慮を欠きます。

離婚とは配慮をなくした夫婦関係が
たどり着く終着点です。


家庭こそ学びの場です。
とても距離が近しい関係だからこそ
相手をおもんばかり
配慮を欠かせない関係を作る
しかも長きにわたって……


人間関係の土台は
家庭にあります。

家庭での夫婦関係
親子関係
嫁姑関係が
配慮とおもんばかりの
円滑な関係になれば
日常の地域や友人や仕事の
人間関係を円滑に行うのは
さほど難しくなくなります。

家庭こそ
人間関係の学びの場です。
親が子供に刃を向ける
「いつまでゲームしてるの」
「もっと勉強しないと
いい高校に行けないぞ」

親が我を通すことで
子供は刃に反発するか
自分を守るシェルターに逃げ込むか
それしか自分を守る方法がありません。
親だとしても子供に
刃を向けてはいけません。

我を捨て
相手に刃を向けることなく
円滑な関係を築けば

人生の半分以上は
思い通りの人生になります。


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最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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