2018年05月06日

家庭の貧困と学力格差とは無関係な理由

群馬県前橋市富士見町と高崎市箕郷町の
「夢を叶える学習塾サクセス」
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未来を生きる子供を育てる
親に向けて書いています


日本の貧困率は増加の一途をたどり
今や生活保護を必要とする家庭が
200万人いると言われています。

子供の貧困率はもっと深刻で
17歳以下の子供の貧困率を示す数字が
14%に達し
これは子供全体の7人に1人という状況です。
(厚労省 国民生活基礎調査)

そして問題視されるのが
家庭の経済格差が子供の学力格差を生んでいる
という論理です。


日本の義務教育は基本無償教育です。
最近では高校教育も公教育は
無償教育になっています。
だれでも平等に教育が受けられる
公共サービスを受けているので
ここで教育格差が生まれることはありません。

ですので一般的に言われる
貧困による教育格差は学校外教育の
事を指します。
つまり受験は学校ではなく塾や予備校が
担っている分野なのです。

では家庭の貧困から中卒で就職した人は
その時点で人生の敗者になるかといったら
中卒の企業経営者は相当数います。
また中学時代に不良で警察の
お世話になった経験を持ちながら
現在多くの職人を抱える自営業者も
数えきれません。

問題なのは
日本の貧困家庭がものすごい勢いで増えている
そして貧困が学力格差を生み
社会問題化しているという論理を
子供を育てる大人が信じている問題です。

貧困に関する大人の偏見の問題は次のようなものです。
問題1、貧困=敗者と言う決めつけ
資本主義経済はお金が主体となって
人がモノを買うことで発展をします。
お金を持ちモノを持つことが社会的成功になる
というパターンの刷り込みを行います。
今の経済の拡大は消費が命ですので
社会構造上貧困は社会の敗者として
社会構造の下位に置いておく必要があります。

問題2、生涯賃金は大卒と高卒では1億円以上の差が出る
先進国はほぼすべて高学歴社会です。
この学歴のインフレ状態は優秀な労働市場を確保する
企業側の要望がまかり通った結果です。
なぜ大卒がもてはやされるのか
それは知識量の違いが優秀な労働者を分け
生産率が高くなると思われているからです。

しかし今後大量生産と大量消費を元にした
今の資本主義経済の仕組みは
高齢化の人口減やAI時代の始まりで
大きく変わると予想されています。
アメリカの大学では
これまでの優秀な労働者教育に変わる
新しい社会構造に対応する
起業家育成プログラムが始まっています。


今日本でも高校生起業家が現れる時代です。
今の日本では起業にかかる経費はほぼ0に近く
スマホ1つでビジネスができ
必要な資金はクラウドファンディングで集める
時代になりつつあります。
高校生ならではの斬新なアイディアがあれば
高校に在学しながら
資本金が0でもビジネスが始められる時代です。

貧困=学力格差という固定観念は
今後社会変革が起こる時代では
古い考えの大人が作り出す時代錯誤の
考えでしかありません。

今貧困でもこれからの社会に画期的な
変革をもたらすアイディアがあれば
ビジネスチャンスは世界に広がります。


私の知っているある若者は
子供の時両親が離婚し
朝から夜まで生活費を稼ぐ母親は
一人ぼっちの子供を家に残して
学校にさえ行けない貧困を経験しました。

そのさみしさを紛らわすために
その子は毎日絵を描き
孤独を表現する色遣いが独特で
それをSNSに載せていたら
ある画廊の経営者の目に留まり
特に中国向けのネットで絵の評判が高まり
今中国で年間1千万円の取引がある
アーティストになっています。

インターネットは今まで考えられなかった
市場が生まれることを実証します。


貧困とは自分を卑下して何もしない
ひねくれものを作り出す作用があります。
しかし貧困だからこそ
今までの社会価値しか見えない
固定観念で生きていく人たちとはまったく違う
生き方をできるチャンスにもなります。

家が貧困だろうと
正しい努力ができる勉強法さえ
マスターすれば
国立大学に合格することもできます。
国立大学ならわずかな奨学金とバイトで
親に頼らずに通うことは可能です。


貧困の壁に阻まれ腐っていく人がいます。
貧困の壁を打ち破り記録を塗り替える人もいます。
そうするためには
これからの時代は今までとは違う
変化に富んだ変革の時代だと
子供たちに教える必要があります。

子どもの未来を導く指導者にも
新たな価値を与える時代を読む
視野の広さが求められます。


サクセスは
親子と子供の教育に関する相談をお受けします。
詳細はHPの相談ボタンか電話でお問い合わせください

最後までお読みいただきありがとうございました。

サクセス
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堤俊明






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posted by 塾長・堤 at 06:00 | Comment(0) | 愛情の教育

2018年04月17日

ご褒美と子供の学力の関係

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学力とご褒美の関係で
面白い調査があります。

1、1か月で問題集を1冊仕上げたら
  お小遣いをあげる
2、次の期末テストで数学が10点上がったら
  お小遣いをあげる
  
この課題の特徴は
1は結果をもとめられません。
2は結果を求められます。

さてこのご褒美の仕方で成績が上がったのは
どちらでしょうか
一見して2の結果を具体的に求めた方が
やる気も出るし
1はやったとウソを言っても済みそうです。

しかし意に反して
学力が上がったのは
1か月で1冊の問題集を仕上げる方でした。

なぜか結果を求められない
いい加減にやってもおとがめなしの
やり方であっても学力が良くなったのか


これは勉強のインプット
勉強したらご褒美をあげる
とアウトプット
結果が出たらご褒美をあげる
のどちらにご褒美を与えたら
子供の学力が伸びるかという
アメリカの大学の調査結果です。

1がインプットにご褒美をあげるやり方
2がアウトプットにご褒美を上げるやり方
です。


1のインプットにご褒美を与える方法では
子供にとって何をしたらいいかが明確です。
1月で問題集を1冊仕上げればいいのです。
しかしこの課題には結果は反映されません。
だからかなりいい加減にやっても
文句を言われません。

2の場合は結果重視です。
しかし子供には何をしろという
明確な行動が示されません。
結果が求められ
しかしそのための行動が明確でないと
子供はプレッシャーばかり感じ
結果から逃避するようになります。


1は結果を求められません。
しかし学力が上がったのは
いい加減でもご褒美がもらえる
1なのです。

つまりインプットにご褒美を与える方が
アウトプットにご褒美を与えるよりも
結果が変わるという結論です。


これには人間の心理的な内面が関係します。
この研究には追加の課題があって
親の方も子供が勉強をやっているか
やっていないかをいちいち詮索することなく
信じ切ることが親の行動として
つけ加えられます。

親が子供を信じ切ると
人はいい加減な行動をしていると
自分が気まずくなります。
「自分はいい加減にやっている
しかし親は信じている」という心理が
親が見ていないとまったくやらない
という行動に後ろめたさを感じます。

そして少しはやっておこうと
1〜2回の反復をしているうちに
その行動が身に付いてしまうのです。

1回あたりはいい加減に勉強していても
それを2回3回と繰り返すうちに
勉強の中身を覚えてしまいます。


すると実際のテストでも
いい加減にでも反復している内容が
頭に残っていて
それで点数が上がる結果になります。


点数の結果でご褒美をもらう方法では
ごまかしようがありません。
やれば点数が上がり
やらなければ点数は上がりません。
人は結果のストレスを受けると
行動のへのモチベーションが弱くなります。
そして結果が変わることはありません。


これは子供をほめる時にも関係します。
努力をしていることをほめるほめ方と
結果が変わったことをほめるほめ方では
努力をしていることをほめるほうが
受験などの結果に大きく影響があることが
分かっています。

たとえ自分は努力していない
と子供が思っても
親が「一生懸命やっているね」
と努力をほめられると
その期待に応えるように
努力に意識が向きます。

しかし結果に「よくやったね」
とほめると
結果がいいとほめられ
結果が悪いと叱られるので
親の期待に応えたという感覚が薄くなります。


親が子供の学力を高めるほめ方は
結果をほめるのではなく
努力をほめるのです。
それは子供が努力している
努力していないに関わらず
「努力しているね」と信じ切ることが重要です。

あなたは自分の子供を信じ切ることができますか

子供が伸びる伸びないは
親の意識にかかっていることを
ぜひ肝に銘じてください。


この文章は 中室牧子著
「学力の経済学」
を参考にしました。


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最後までお読みいただきありがとうございました。

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2018年01月16日

なぜ子供は朝起きられないのか

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「子供が朝起きられない」
「親が起こさないと起きてこない」
という家庭が多いです。

朝サッと起きられる子供
グズグズとする子供
その能力差は歴然です。
朝起きられない子どもに優秀な子供は
まずいません。
優秀な子供は誰にも起こされずに
朝サッと起きてきます。

また朝起きられない子どは間違いなく
自尊心の低い子供です。
自尊心は自信につながります。


自信のある子供は朝から活動的です。
朝早くから起きて勉強している子供もいます。
私が以前指導した生徒で
高校受験勉強をするのに朝型がいいと
朝4時に起きて勉強する生徒がいました。
もちろん難関高校に合格し
その後難関大学に合格しました。

スポーツで活躍する選手も朝練のために
朝5時に起きることを普通にやります。
箱根駅伝で大学日本1に輝く
青山学院大学の原監督は
前日の練習できつい練習で追い込んで
身体がガタガタになった次の日の朝
選手が練習にどんな姿で参加し
どんな走りをするかで
代表を決めると言います。
朝が一番選手の状態が分かる
そのくらいスポーツにおいても
朝の状態は重要なのです。


勉強にしてもスポーツにしても
何かで秀でるためには
朝にサッと起きられるかどうか
そこですでに勝負が決まります。

これは子供に限らず
成功する大人は
朝4時起き5時起きは当たり前です。


自尊心とは自分のことがどの位好きかという
自信につながる心の状態のことです。

何をやってもダメな人は
自分が好きではありません。
出来ない子ども・ダメな大人に共通することは
まったく自分が好きでないのです。
自信は顔に現れます。
自尊心の低さは顔の輝きや目の輝きに
まったく違う表情として現れます。


自分が好きなら
上手くいかない時でも自信をもって
次の行動にすぐに切り替えることができます。
その速さは自尊心の高さに比例します。
そして結果も自尊心の高さに比例します。

自分のことが好きでないと
次の行動に移る意欲にかけ
グズグズと今までのことを引きずります。
何においても引き延ばしをしようとします。
子供が朝起きられないのは
グズグズと時間引き延ばし癖が
抜けないのが原因です。


そして子どもが自尊心が低い原因が
親の自尊心の低さからくることが多いです。

子供が朝起きてこないと悩んでいる
お母さんの顔を見ると
やはり自分に自信のない顔をしています。

人の心の中にあるものは
やがて外に現れます。
その自尊心の低さは
日常の行動や考えや表情にすべて
現れます。
それはすべて子供に影響を与えます。

ではどうすれば子供の自尊心を高めるのか

自分を好きになるには
まずちょっとしたことで成功体験を
持つこと
その小さな成功体験を繰り返すこと

そして自分の得意なことの練習量を
徹底して増やすこと
練習量に裏打ちされた自信は
自尊心を育てそんな自分を好きになれます。


サクセスでは
親子面談を定期的に行い
親子の自尊心を高める行動を変える
習慣についてお話をしています。
勉強が出来る出来ない
試験に受かる受からない
それ以前の人してどう生きどう夢を実現するか
そのことについてお話をしています。
親子面談はおよそ1〜2か月に1回実施しています。

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